舞台『容疑者χの献身』製作発表 [容疑者χの献身]
2年前から取り組んでいた、
東野圭吾原作『容疑者χの献身』の舞台が、
3月13日、ついに稽古がはじまった。
どの公演も稽古が開始される日から本格的に形になっていく。
実際に作品を彩ってゆく役者たちにとっては、
まさにこの日がスタート地点だろう。
しかし、なにもないゼロの状態から携わっている者にとっては、
やっとこの日を迎えたか、やっとここまでたどり着いた、
といった、期待や緊張、安堵の入り交じった感情が湧いてくる。
僕にとって稽古初日は、リスタートの日だ。
なんといってもこの時点で、もう2年もこの作品に関わっているのだ。
成井と真柴のオリジナル、劇団員だけの出演ならば、
もう少し期間は短くなるのだけど。
そして、製作発表。
ここまで来ると、枠組みが完成したといっていい。
2009年3月19日(木)汐留のホテルにて
ハーフタイムシアターのツアーと併行して進めていたので、
準備が遅れて直前のご案内になってしまったが、
予想以上の方に集まっていただいた。
司会は、フジテレビの「ショーパン」こと、
生野陽子アナウンサーにお願いした。
「その後の石神は、どうやって生きていくんだろう」
西川浩幸 小説を読んだときに石神をやりたいと思った。
それが自分の劇団で上演することになり、
自分も出演する予定になっている。
こんな機会は一生ないだろうし、逃したくないと思った。
成井が許してくれるなら、石神をやりたいと。
「できないと思うことの連続だった」
西牟田惠 出演することが決まってから原作を読んだので、
もうできないと思うことの連続だった。
靖子は、激動の人生を歩んできて、
ものすごく受け身でありながら、
すさんでなくて人に希望も与えられる。
これから稽古していく中で、
彼女の気持ちを探っていく旅にでたい。
生野アナ (西牟田さんに)キャラメルボックスの印象はいかがですか
西牟田惠 (岡田に)ちょっと笑わないでください(笑)
全員でお客さんを楽しませるアスリート集団だと思いました。
いま上演しているハーフタイムシアターを観に行ったんですけど、
劇場の熱気がすごかった。
最初(前説)から最後まで徹底している。
自分の役だけやっていたらいいわけじゃないんだなと、
改めて思って。
私もなんでもします(笑)
岡田達也 福山雅治さんの印象が強いと思うんですけど、
新しい湯川像をつくっていきたい。
「実におもしろい」というセリフが台本になければいいのですが。
斉藤歩 原作を一気に読みました。
いま、舞台にするにはおもしろい素材。
川原和久 キャラメルボックスは、
(劇団を)ここまで続けていることがまず素晴らしい。
役のキャラクターが、某局のテレビシリーズと
似ているところもあり、差を出すのに苦労しそう。
重なったらすみません(笑)
成井豊 原作がある作品を10本近くやっていますが、
原作に近い形でやることもあれば、変えてしまうこともある。
しかし、この物語のよさを失ったら意味がない。
映画の脚本の出来も素晴らしかった。
私は、徹頭徹尾、原作通りやってしまおうと思っています。
会見後、集まっていた多くの記者、ライターの方々から、
本番が楽しみになったと、熱く声をかけていただく。
僕自身も楽しみです。
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