演劇チラシの作り方 実践編 [ Live,Love,Drive. 死神の精度]
演劇チラシの作り方 実践編
『 Live,Love,Drive. 死神の精度 』の場合
今回のチラシは、GOATの柳沼さんにお願いしました。
宣伝担当の小森くんと、もう何年も前から注目していたデザイナーさんで、
初めていっしょに作りました。
結果から言うと、初めてとは思えないくらいやりやすかったです。
こういうものも、相性が大切です。
好きなものやセンスが似ていないとうまくいきません。
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』が原作ですから、まずは読んでいただいて、
その上で、やりたいことをお話しました。
作品のコンセプトもそうですが、どんなイメージのチラシにしたいか、
どういった人を対象にしているか、ミネルバとはなんだ、
一番コダワリたいのはココ、とか。
チラシサイズの部分で、今回はA4より一回り小さくしたいという、
強い要望がプロデューサーから、つまり僕からありました。
三つ折りにしてもキレイなデザインにしてほしかったのです。
本屋さんやカフェに置いていただけるサイズ
女性が持つ手帳にはみださずに収まるサイズ
今回はコレにこだわりたくて。
僕自身、他の劇団の方から公演のチラシをいただくと、その場で折るのをためらいます。
でも、ほとんどの一般の方は、A4やB5サイズのものをそのまま持ち歩きはしないですよね。
当たり前です。邪魔ですから。
だったら、最初から折ってしまえばいい、と思ったわけです。
打ち合わせをしてあがってきた表のラフがこちら。
これを見ながらディスカッション。方向性の確認、配置やロゴについて。
ほとんどこのままで行くことになりました。
イラストは、タダジュンさん。今回のイメージにぴったりです。
表は『死神の精度』のために描き下ろしていただきました。
それがコチラ。
そして、次にこのラフに合わせた写真撮影です。
出演者全員の撮影ですから、スケジュール調整も必要ですが、
低予算の公演なのでやりくりも大変でした。
(この撮影の模様は、別途レポートします)
撮影した羽場さんの写真を入れ込んで完成。
このように三つ折りにすると、文庫本とほぼ変わらない大きさ。
「ほぼ日手帳」にはすっぽり収まります。
裏はこちら。
どうですか。ステキなチラシでしょう?
ぜひ、どこかでうまくゲットして、自分の手帳に挟んでみてください!
「だったら、最初から折ってしまえばいい、と思ったわけです」
そりゃそうだ!!! ^^; nice!
そうなんですよ!
折角のチラシを何故に平気で折ってしまえるのか?!(><)
我が友もさっさと折ってしまう性質なので、オイオイって・・
(そこのその画に線が入るよ・・ ? いいの・・ ? 冷汗)
たしかに、鞄に入らないんですよねA4サイズって。
極力劇場に行くときはそれを想定して大きな鞄を持って行くか
パンフを先に買って挟んでしまいますが・・
この仕上がりは素敵ですね♪。
チラシ=A4という固定観念が何処かにあるので・・
やっと、この変形サイズの意図がわかりました。(←鈍い?!)
ハテナ気象台からは折らないものが届いたので・・。
これは、折らないままで保存します ^^。
広告の力って大きいと思います。
芝居も映画もそうですが・・ ポスター見ただけで内容確認せずに
観にいったりしますから。(←無鉄砲!?)
いや、そのインパクトと自分の感性の一致が大事なんです!(笑)
自分のアンテナを信じて・・。
ま。痛い目を見ることもありますけどね ^^;。
本も映画もクリア! 劇場に行く日を楽しみにしております!!!
by 斜陽 (2009-08-23 14:36)