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演劇チラシの作り方 その1  [演劇の作り方]

 

演劇チラシの作り方 その1 

 

演劇の世界では、未だチラシに代わる宣伝ツールはありません。

だからこそ、チケットが売れる要因のひとつとしてチラシの完成度は重要です。

 

作品やキャスティングなどの企画の部分を除けば、

いかに観客側がダイレクトにイメージを喚起できるようなチラシを作れるかどうか。

 

どんなに発送するDMの枚数を増やそうとも、アイコンとなるチラシの役割は大きくて、

それが最大のポイントで最低の条件なのです。

慣れていない制作者が陥りやすい盲点は、条件を満たすことなく、

次の段階に進んでしまうことでしょう。

 

「おもしろい芝居をやってるのにお客さんが入らない」

「客に理解されなくてもかまわない」

 

昔はそんな愚痴をよく耳にしました。

 

さすがに今はそのように考えている人はいないでしょうが、

観客が楽しめて、(空間のサイズは関係なく)満席になって、

初めて舞台と客席はうねるように融合してゆくのだと思います。

 

あ、脱線しました。

 

「おもしろい芝居」

「完成度の高いチラシ」

 

それがそろったところがスタートラインです。

両方そろって初めて複合的な宣伝を仕掛けられます。

宣伝ができない、ということではありません。

効果的に広範囲に訴えかけるためには必要だ、ということです。

少なくとも3000人以上の観客動員を想定するのであれば、

考えた方がいいと思います。

 

では、主演俳優の人気によって即日完売となるなら、チラシは不要か。

 

僕はそうは思いません。

今は「より」、トータルでのモノ作りが求められていると思います。

演劇はプロデュース公演であっても単発で終ることはあまりありません。

次がある以上、演劇が継続する性質を持っているわけですから、

結果をだしてゆかねばならないのです。

 

 

「その2」に続きます。


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